管首相が浜岡原発の運転停止を中部電力に要請したことについて。
脱原発の第一歩だとすれば、よく言ってくれたと思います。法的根拠の無い要請なので、中部電力は拒否することも可能で、そうなれば首相のメンツ丸つぶれ。にもかかわらず最初の一歩を踏み出したのは思い切りのある行動だったと思います。(何も考えていないという不安もありますが・・・。)
ただ、何か全体的な計画がある中でこの決断なら良いのですが、ここは地震で危ないから停めておこうという思いつきなら、新たな電力不足で住民や産業界、中部電力の採算的に困るだけ。いくら原発を停めたって、都市部で大量に電気を使い続ける今のライフスタイルが変わらない以上、根っこからの解決はできないはず。皆が思うように、街にジュース&タバコの自動販売機はあんなにいらいないし、昼間から照明はいらない。(余談ですが、逆に夜は少し明るくして欲しいような・・・。運転中、歩行者が見えづらくて困りません?)
今回の要請が「国民の皆様の節電努力及び非原発の発電能力の増加によって、仮に浜岡原発を停止させても、夏場を含め電力需要を満たす見通しが立ちました。中部電力との調整も済んでおり、防災対策が万全とはいえない浜岡原発の停止を正式に要請しました。今後も不要な原発の停止を順次検討して参りますので、国民の皆様にはライフスタイルの見直しも含め、よりいっそうの協力をお願いします。」だったら良かったのになと。